まっつん◆SW1/SWF8io が再起動するようです

ブログを使って日々勉強するよ!

win環境にmarkdown→ReVIEW→TeX→pdf出力環境を入れる(なんとかできた)

表題のことをやっていきまーす。

1.Ruby実行環境のインストール

RweVIEWはRuby上で動かすものらしいので、何はともあれRubyをインストール。

http://rubyinstaller.org/downloads/

ここから自分のWindows環境に応じたインストーラをダウンロード&インストール。(筆者の環境では『Ruby 2.0.0-p594 (x64)』を選択)

 

2.ReVIEW実行環境のインストール

Rubyのインストールが完了すると、スタートボタンから新規追加されたRubyのフォルダがあるので、そこから「Ruby コマンドプロンプトを開く」を選んで、Rubyコマンドプロンプトを起動。んでそこで

 

gem install review

 

を実行すると、ReVIEWがインストールされる。

※gem・・・Ruby環境下で動くライブラリやらソフトやらパッケージやらを差す単語。

 

3.md2reviewを入れるためにDevKitをインストール

markdown書式のテキストファイルをReVIEW書式に変換するgem『md2review』をRubyにインストールするには、RubyのDevKitなるものが必要になるので、インストールします。さっきのRubyインストーラが置いてあったアドレスと同じ

http://rubyinstaller.org/downloads/

ここの下のほうから自分のWindows環境に応じたインストーラをダウンロード。(筆者の環境では『DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe』を選択)

 

ダウンロード完了後、Rubyコマンドプロンプトを開き、以下のサイトの手順に従ってDevKitをインストール。

DevKit のインストール | プログラマーズ雑記帳

※なお、筆者の環境だとinitを実行してもconfig.ymlにパスが記載されなかったので、手作業でインストール先のパスとなる

 

 - C:/Ruby21-x64

 

を入力してinstallしました。

 

4.md2reviewをインストール

Rubyコマンドプロンプト上で

 

gem install md2review

 

を実行すると、md2reviewがインストールされる。

 

 

今回の記事は主に以下のサイトの手順を中心に構築しました。

Markdown記法+Git+md2review+ReVIEWで原稿・ドキュメント管理 - プログラマになりたい

ReVIEWについてはここが頭から最後まで解説してて読みやすいです。

書籍制作ワークフロー | シリーズ | Developers.IO

 

5.markdown書式からReVIEW書式に変換する

markdown書式からReVIEW書式への変換は、Rubyコマンドプロンプト上で

 

review-compile --target latex sample.re > sample.tex

 

でOKです。

 

6.ReVIEWからTeXを出力し、それを元にPDFを出力する

PDFを出力するにはTeX環境のインストールが必要らしい。

まず、ReVIEWからTex書式のテキストファイルを出力するには、Rubyコマンドプロンプト上で

 

review-compile --target latex sample.re > sample.tex

 

でOKです。

 

んで、本来はRubyからスマートにTex→pdf書き出しができるでのが理想だけども、参考ページがどこもMacをベースにしたものばかりで、尚且つRuby上にさらにインストールしなければならないgemが複数あるようで、Ruby周りの情報をほとんどカジったことのない筆者には正直言って良くわかりませんw

 

ので、ここはさっくりとTex周り一式をセットでインストールしてくれる『TeXインストーラ』を活用します。

 

TeXインストーラ 3

 

インストール手順は下記を参考に。

TeX入門: TeXの出力環境を作成する。(その1、Windows版): hichonのBlog

 

で、TeXインストーラにはTeX書式のテキストをそのままPDFに出力してくれる「TeXWorks」というエディタがあるので、先ほどのファイルをエディタ上にコピペして出力ボタンを押せば、晴れてPDFファイルの出来上がりです。

 

最後に

ホントは「Rakeを利用した電子書籍ビルドの自動化 - Fuzoku実践入門ブログ」のように、複数の手順をまとめて行ってくれる自動化ツール(最近はこーいうのを「タスクランナー」っていうんだっけ?)をしっかり組んであげて、複数のmarkdownファイルを超スマートに一括で自動的にPDF出力!とまでできればいいんでしょうけども、Rubyに不慣れな筆者ではそこまでガッツリやるのは正直厳しい感じでした。

 

今回の個人的な案件ではmarkdownのプレビュー環境が用意できて、そこからReVIEW書式のテキストが書き出すことまでができればまぁ問題はない所だったので、このあたりで筆を置いておきます。

 

っていうかReVIEWっていう名前、ググラビリティが低すぎて正直どうかと思うなぁw どっかのタイミングで絶対に名前を変えた方がいいと思う。